DV 等による女性と子どもへの暴力被害は依然として多い。内閣府の調査によると妻の4人に1人がDV被害にあっており、そのうちの3割に子どもへの被害があったとされている。また、福井大学の友田明美教授によると、親のDVに曝されると子どもの脳に損傷を与えることが判明したとの調査結果が報告されている。そのため暴力被害から非難した後に適切なケアやサポートが重要であるが、なされているとは言い難い現状である。この状態を放置しておくと、生きにくく、子供の育ちにも影響を及ぼしてしまう。そこで、女性と子どもそれぞれにグループワークを実施し、暴力のしくみや構造を理解し、安全な場所で自分の感情にふれ、大事な自分への知覚や安全な人や関係を体験しながら身につけていくことを行う。それにより、持っている力を発揮して生活ができるようになり、再被害の防止及び世代間連鎖の防止を図る。
DV等による暴力被害を受けた女性と子どもにグループワークで支援を行う事業である。女性グループ・すいーぶは、これまでに暴力被害を受けた女性と子どもへの連続講座等を実施しており、必要性や提供すべき内容についても認識している。今回は、開催日時を固定し、その都度参加者が集うという参加しやすい形をとりながら、より多くの女性と子供に支援を届ける予定である。家庭の中の暴力被害は、見えにくく気づきにくいため、長期に亘る場合が多い。代替のきかない相手からの被害であり、その影響は複雑で多岐にわたり、女性のみならず子どもの育ちに影響を及ぼすものである。そのため、女性と子どもそれぞれに暴力被害からの回復ケアが欠かせない。暴力のしくみや暴力を振るう人が取っていた戦術を知ることや、安全な場所で自分の感情についてふれたり、大事な自分への知覚や安全な人や関係を体験し、身につけていくことが重要である。グループワークを通じて知識を得、仲間に出会い、自分自身を確認していく作業を行う。この事業により、これまで縮こまっていた部分や無理に相手にあわせていた自分から解放されて、自分らしく生きていけるようになる。そのことにより、持っている力を発揮して生活ができるようになり、再被害の防止及び世代間連鎖の防止を図る。
- 対 象:DV等の暴力被害を受けた女性とこども
- 内 容:
- 第2土曜日 10:00~12:00
- 対象:子ども 定員8名
- 内容:アート等を使ったグループセラピー
- 第4土曜日 14:00~16:00
- 対象:女性(子ども同伴可) 定員12名
- 内容:心理教育とフリートーク等によるグループワークやミニ講座を実施する。併せてフードバンクによる食材等の配布も行う。
- 第2土曜日 10:00~12:00
- 開催場所:
- 第2土曜日:徳島市内
- 第4土曜日:徳島教会(徳島市佐古)
- 実施期間:平成28年4月から平成29年3月
- 募集方法:市町村等にちらしを配布するほか、母子寡婦福祉連合会のLINEで広報を行う。参加者は固定せず、その都度申し込んでもらう方式にする。
- 成 果:延べ 子ども96名 女性144名に対して支援を行うことになり、これらの方々が自分らしさを発揮して生活できるようになる。また、再被害の防止や世代間連鎖の防止に寄与できる。